11.23.21:44
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11.04.20:27
ざわざわする。
最近居候させてもらっているお店。
その窓のふちに片足を立て座り、足にはキノコのビーズクッションが乗っていた。
決戦の後、勝利の雰囲気に沸き立っていた気持ちが
告げられた言葉によって一気に冷えた。
どんな状況でも、強がってでも笑顔を作れるつもりでいたのに…
「らしくねー…」
ポスリと、クッションに顔をうずめる。
少しの間だけ
少しだけ時間があればまたいつものように…。
戦場で見かけた白と灰色の似た者同士の二人もきっと向かうだろう。
「よし、行くか。」
クッションから顔を上げつぶやくと
動く前に空を見上げる。
どの世界にもつながる空
全てにつながる空
同じ空の下、いつもの姿があると信じて
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03.06.03:44
眠れぬ夜
青の光をつれてエルフヘイムの森を行く。
明日は戦い。
以前にも大きな戦いは経験したが、やはり慣れることのできない戦い前夜。
先が見えぬ不安
主様を利用した奴への怒り
……あいつだけは絶対に許さない。
そんな言葉が心に浮かび、自分の中にこんな感情があったのかと額に手をあて苦笑する。
軽く息をはき、廃屋のベッドから起き上がると森へ向かった。
少しでも心を落ち着かせるために。
心のざわつきを感じ取ったのか青の光が現れ『私の定位』とでも言うように肩にとまる。
その存在だけで少し落ち着けた気がした。
今も昔も変わらない。
オレが泣いたり落ち込んだりすると、すぐに出てきて何も言わず傍らにいた。
小さくクスリと笑い青の胸元を軽く撫でる。
少し落ち着いた心。
しかしその心に、今度は『心配』の芽が出る。
今までの戦いでは誰かしら大切な仲間たちと一緒だった。
しかし今回、一緒には行動しない。
側にいれないからこそ大切な人たちが心配になる。
髪を撫でる冷たい風に、声にしない願いをそっとのせた。
みんな無事で
笑って会えたらいいな
明日は戦い。
以前にも大きな戦いは経験したが、やはり慣れることのできない戦い前夜。
先が見えぬ不安
主様を利用した奴への怒り
……あいつだけは絶対に許さない。
そんな言葉が心に浮かび、自分の中にこんな感情があったのかと額に手をあて苦笑する。
軽く息をはき、廃屋のベッドから起き上がると森へ向かった。
少しでも心を落ち着かせるために。
心のざわつきを感じ取ったのか青の光が現れ『私の定位』とでも言うように肩にとまる。
その存在だけで少し落ち着けた気がした。
今も昔も変わらない。
オレが泣いたり落ち込んだりすると、すぐに出てきて何も言わず傍らにいた。
小さくクスリと笑い青の胸元を軽く撫でる。
少し落ち着いた心。
しかしその心に、今度は『心配』の芽が出る。
今までの戦いでは誰かしら大切な仲間たちと一緒だった。
しかし今回、一緒には行動しない。
側にいれないからこそ大切な人たちが心配になる。
髪を撫でる冷たい風に、声にしない願いをそっとのせた。
みんな無事で
笑って会えたらいいな
02.24.01:21
お気に入りのランタンと
ファルコン、コヨーテの淡い光だけで目的もなく森をゆく
静かな時間の中で
自分と向き合うために
ミヤビ と
みやび
そしていつの間にか自分の心に迷い込む
自分の中に深く沈みそうになったとき
ふわりと甘い香りが鼻をくすぐった
昼間とは違う濃厚な香り
その香りで我に返る
そこには赤と白の小さな花
「もうそんな季節か」
小さく笑いながらその木に近づき
その小さな花にそっと触れ
香りを楽しむ
ここから離れるとき
少しは『澄んだ心』に近づけるだろうか
この花のように
静かな時間の中で
自分と向き合うために
ミヤビ と
みやび
そしていつの間にか自分の心に迷い込む
自分の中に深く沈みそうになったとき
ふわりと甘い香りが鼻をくすぐった
昼間とは違う濃厚な香り
その香りで我に返る
そこには赤と白の小さな花
「もうそんな季節か」
小さく笑いながらその木に近づき
その小さな花にそっと触れ
香りを楽しむ
ここから離れるとき
少しは『澄んだ心』に近づけるだろうか
この花のように